無茶ぶりがひどい/The First Penguins
The First Penguins
松波晴人 著
上司に呼び出され、
「会社の将来を支える新しい価値の創造を、君が担当してくれないか?」と言われたことから始まる物語。
まぁ実際にそんなことになったら、一個人にそんな重大任務を任せようとする会社の方針を疑い、この会社大丈夫か?と心配になるけれど
この物語の主人公ジョージ君は、仲間を集めて価値創造のミッションに挑んでいく。
著者の松波晴人氏は、大阪ガス行動観察研究所の所長で学生や社会人向けの
「foresight school」で新しい価値を創造する方法論と実践方法を教えていた方。
(現在の所属は大阪大学共創機構)
本書は、物語形式でForesight Creationの主軸となるFact→Insight→Foresight→Action→reflectionの流れと、それぞれの必須項目を8つの玉として表現し、わかりやすく説明しているビジネス書。
あまりにも分かりやすい言葉で書かれているため読みやすく、一気に読んでしまいそうになるが
途中で区切って、自分ならどうするか?と自分なりの解釈と実践方法を考えながら読まないと、あまり意味がないので要注意。
「価値創造」なんてゆーと、なんだか難しく感じるが
気づき→洞察→展望→行動→振り返りは人間関係や転職活動などのwicked problem(正解のない問い)にどう対処していくかの参考として使えるので多くの人におススメの一冊です。