とりあえず動け/チーズはどこへ消えた?
2匹のネズミ「スニッフ」「スカリー」、小人「ヘム」「ホー」は
毎日同じ場所に行ってチーズを食べていた。チーズは潤沢で全く減らなかった。
が、そのチーズがある日突然消えた。
その後のネズミと小人それぞれの行動を通して、
変化にどう対処していくべきか?を記している。
消えるなんてあり得ないと原因を追究しようとする小人と
原因よりも、すぐに新しいチーズを探しにいくネズミが対照的。
チーズが同じ場所にずっと減らずに存在するなんて、あり得ない。
でも、それが ”当たり前”だと感じたときから、変化は起きないと思いこんでしまう。
ビジネスでも人間関係でも、思い込んでいるだけってあるわ。
既得権益のようになっていたビジネスが、新たな企業の参入で崩れたり、とか。
本書は、変化を探知するよう日々観察すること。
変化が自分に不利なものだったとしても
嘆かずに順応し、行動を起こすことの重要性を説いている。
留まっているだけでは、不安になるだけで何も改善しないと。
不安でも行動をおこせば、心が軽くなり、前に進めると。
まぁ、変化は探知しようとしても、できないこともあるので
変化が起こったあとに、どうするかが重要。
話題になったビジネス書なので、読んだことのある方も多いかもですが
コロナ禍で様々な変化が起こっている今こそ、役に立つと思う。
ビジネス書なんてゆーと難しく感じるが、本書は物語形式でわかりやすい。
「変化」は社会全体どこでも起きている。ビジネスだけじゃなく日常生活でも。
そー考えると多くの方におススメの一冊です。